債務整理のデメリットは?手続き別の不利益と誤解を、正直に整理します

※本記事にはプロモーションを含みます。

こんにちは。しんようノート「リボる部」部長です。

「債務整理」という言葉を検索窓に入れて、その次に「デメリット」と打ち込んだ部員さん。

その指の動きには、たぶん二つの気持ちが混ざっているのではないかと思います。ひとつは「この状況を何とかしたい」という気持ち。もうひとつは「でも、何か取り返しのつかないことになるのではないか」という不安です。

私は、リボ払いの仕組みをよく理解しないまま使い続けて、毎月の支払いに追われていた時期があります。給料日の翌日に残高を見て、引き落とし予定額を差し引き、残った数字にため息をつく月を何度も過ごしました。ですから、支払いが重い状態にいる部員さんが、「不利益を知ってから決めたい」と考える気持ちは、よくわかるつもりです。

先に、この記事の立場をはっきりさせておきます。私自身は債務整理を経験していません。 当時の私は、そもそも債務整理という選択肢があること自体をよく知らないまま、結果として自力で返し切りました。ただ、あの頃にきちんと知っていれば、選択肢の一つとして検討はしたと思います。知らないまま苦しい時間を延ばしてしまう人を減らしたい、というのがこの記事を書く理由です。

そして、この記事ではデメリットを隠しません。

良いところだけを並べて相談へ誘導するような書き方はしません。不利益を全部並べたうえで、「それでも選択肢の一つとして検討する価値があるかどうかは、あなたの数字次第です」とお伝えするのが、この媒体の役割だと考えています。

この記事でわかることは、次のとおりです。

  • 債務整理と呼ばれる手続きにはどんな種類があり、何が違うのか
  • どの手続きにも共通して起こる不利益(信用情報・カード・借入)
  • 手続きごとに固有の不利益(財産・資格・保証人など)
  • 「戸籍に載る」「家族に必ず知られる」といった話は本当なのか
  • 費用と期間の一般的な目安と、費用が用意しにくいときの公的制度
  • 自分に当てはまるかどうかを、思い込みではなく事実で確かめる手順

先に結論を一行でまとめます。債務整理のデメリットは確かに存在しますが、その多くは「一定期間の制約」であり、一方で「一生続くもの」「必ず起こるもの」として語られている話には誤解が多く含まれています。 そして、自分にどのデメリットが当てはまるかは、手続きの種類と、あなたの借入状況によって変わります。ここを一人で判断しようとすると、たいてい実像より悪い方向に想像が膨らみます。

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なお、そもそも今月の支払いが厳しいという段階の部員さんは、エポスカードの支払いがどうしても払えないときの対処法(/epos-haraenai/)のほうが、いま必要な情報に近いかもしれません。すでに督促の連絡を受けている段階であれば、エポスカードの「債権管理課」から連絡が来たときの意味と対処法(/epos-saiken-kanrika/)もあわせてご覧ください。

それでは、順番に見ていきましょう。

✓ しんようノートの編集方針

当サイトは、公的機関の一次情報を確認して記事を作成し、メリットだけでなくデメリットや注意点も公平にお伝えします。「必ず審査に通る」といった断定的な表現は使用しません。支払いにお困りの方には、公的な相談窓口もご案内しています。

目次

1. まず全体像|「債務整理」は一つの手続きではありません

デメリットの話に入る前に、言葉の整理をさせてください。ここが曖昧なままだと、他人の体験談を読んでも自分に当てはまるのかどうかが判断できません。

1-1. 債務整理は総称です

「債務整理」は、借金の負担を法的な手続きや話し合いによって調整する方法の総称です。単一の手続きの名前ではありません。一般に、次のような手続きがこの言葉に含まれるとされています。

  • 任意整理:裁判所を通さず、債権者と直接交渉して返済条件を調整する方法
  • 個人再生(民事再生):裁判所の手続きを通じて、返済額を圧縮した再生計画に沿って返済する方法
  • 自己破産:裁判所の手続きを通じて、支払不能と認められた場合に返済義務の免除(免責)を求める方法
  • 特定調停:簡易裁判所の調停を利用して、債権者との話し合いを進める方法
  • 過払い金返還請求:法定利率を超えて支払った利息の返還を求めるもので、厳密には整理そのものとは性質が異なります

ネット上で「債務整理をしたら家を失った」「債務整理をしても車は残った」といった話が両方見つかるのは、書いている人が指している手続きが違うからです。まず自分が検討し得るのがどれなのかを知らないと、デメリットの話は噛み合いません。

1-2. 手続きの違いを表で整理します

一般に説明されている範囲で、大まかな違いを並べます。

手続き 裁判所の関与 対象にする債権者 返済の考え方 主に想定される場面
任意整理 なし(債権者との交渉) 選ぶことができるとされる 元本を分割で返していく方向 収入があり、条件調整で返し切れる見込みがある場合
個人再生 あり 原則としてすべて 圧縮された額を計画に沿って返す 住宅を残しつつ再建を図りたい場合
自己破産 あり 原則としてすべて 免責が認められれば返済義務が免除される 支払不能の状態にある場合
特定調停 あり(簡易裁判所) 選ぶことができるとされる 調停での合意に沿って返す 自分で手続きを進めたい場合

※上記は一般に案内されている内容をもとにした整理であり、実際の取り扱いは事案や時期によって異なります。どの手続きが検討し得るかの判断は、専門家にご確認ください。

1-3. 「どれを選ぶか」を記事で決めることはできません

ここは、はっきりお伝えしておきます。

この記事は、あなたの事案について「任意整理が向いています」といった判断をすることはできません。 メディアが個別の法律相談に答えることは、弁護士法の観点から認められていないためです。

私にできるのは、判断材料を正確に並べることまでです。「私の場合はどうか」の答えは、あなたの収入・借入残高・債権者の数・保有財産といった具体的な数字を見た専門家でなければ出せません。逆に言えば、数字さえ持っていけば答えが出る話でもあります。

2. どの手続きにも共通するデメリット

ここからが本題です。まず、手続きの種類を問わず共通して起こり得る不利益から見ていきます。

2-1. 信用情報機関に事故情報として登録されます

最も広く知られているデメリットです。債務整理を行った場合、その事実は一般に、CIC・JICC・KSC といった指定信用情報機関に登録されるとされています。俗に「ブラックリストに載る」と呼ばれている状態です。

ただし、「ブラックリスト」という名前の名簿が実在するわけではありません。

実際には、各信用情報機関が保有する自分の信用情報の中に、返済状況に関する記録が残る、という話です。この仕組みそのものについては、エポスカードで「ブラックリスト」とは?異動情報の意味と回復までの考え方(/epos-black-list/)で詳しく解説しています。

登録される期間については、機関ごと・手続きごとに取り扱いが異なり、一般に数年程度とされていますが、年数を断定することはできません。しかも運用は変更される場合があります。ここは伝聞で覚えるのではなく、後述する開示請求で自分の記録を実際に見ていただくのが確実です。

2-2. クレジットカードが使えなくなる可能性があります

記録が残っている間は、一般に新規のクレジットカードの審査は厳しくなるとされています。加えて、手続きの対象にしたカード会社のカードは、利用が停止されたり解約になったりすることが一般的です。

見落とされやすいのは、対象にしていない会社のカードにも影響が及ぶ場合がある点です。カード会社は契約期間中にも会員の信用状態を確認する運用(いわゆる途上与信)を行っているとされ、その過程で状況が把握されることがあります。「対象外のカードは絶対に使い続けられます」と言い切ることはできません。

公共料金・通信費・サブスクリプションの支払いをカードに集約している方は、この点が生活に直結します。私が家計の相談を受けたときにいつもお伝えするのは、「引き落とし先を一度書き出してください」ということです。カードが使えなくなった場合に何が止まるのかを事前に把握しておけば、慌てずに切り替えの準備ができます。

2-3. 新たな借入・ローンの審査が難しくなります

住宅ローン、自動車ローン、教育ローン、カードローン、スマートフォンの端末代金の分割払いなど、信用情報を参照して行われる審査は、一般に通りにくくなるとされています。

「何年経てば通ります」と言えないのが正直なところです。審査の基準は各社が独自に定めており、公開されていません。信用情報の記録が消えた後も、申込先によって判断は分かれます。この不確実性そのものが、デメリットの一部だと私は考えています。

2-4. 保証人・連帯保証人に影響が及ぶ場合があります

これは、事前に必ず知っておいていただきたい点です。保証人が付いている債務を手続きの対象にした場合、一般に、保証人に対して請求が行われることになるとされています。

親族や知人に保証人を頼んでいる場合、この点は本人だけの問題では済みません。任意整理のように対象とする債権者を選べるとされる手続きでは、保証人が付いている債務を対象から外すという検討がなされることもあります。ただし、それが可能かどうか、また適切かどうかは事案によって異なりますので、必ず事前に専門家へ伝えて確認してください。 「後から知った」が最も避けたい展開です。

2-5. 手続きにかかる時間と手間

金銭以外のコストも、正直に挙げておきます。

書類の準備、債権者数の確認、家計の状況の説明、裁判所を使う手続きであれば所定の手続きへの対応。いずれも時間と気力を使います。

私自身、信用情報の開示請求という比較的簡単な手続きですら、申し込むまでに数週間ためらった経験があります。ただ、私の実感として言えるのは、動き出す前が一番重いということです。開示結果が届いたときには、「もっと早く見ればよかった」と思いました。

3. 手続きごとに固有のデメリット

共通項の次は、種類ごとの違いです。ここを混同したまま不安を大きくしている方が、とても多いところです。

3-1. 任意整理の場合

任意整理は、裁判所を通さずに債権者と交渉する方法とされています。比較的手続きが軽い一方で、次のような制約が語られています。

  • 交渉である以上、合意に至るかどうかは相手次第です。 「必ず条件が変わる」という性質のものではありません
  • 元本そのものが大きく減る性質の手続きではないとされています。将来利息の取り扱いなどが交渉の対象になることが一般的です
  • 合意後はその条件どおりに返し続ける必要があります。 収入の見通しが立たない状態では、合意しても続かない可能性があります
  • 信用情報への影響は、他の手続きと同様に生じるとされています

「一番軽い方法だから」という理由だけで選べるものではない、という点はお伝えしておきます。

3-2. 個人再生の場合

裁判所を通じて返済額を圧縮する手続きとされています。住宅を残す方向で検討され得ることが知られていますが、その分だけ要件も手続きも重くなります。

  • 手続きの要件が定められており、誰でも利用できるものではありません。 継続的な収入があることなどが一般に必要とされています
  • 官報に掲載されることが一般的とされています(官報については後述します)
  • 再生計画に沿った返済が続くため、手続き後も一定期間の返済が残ります
  • 必要書類が多く、手続きの負担は任意整理より重いとされています

3-3. 自己破産の場合

「返済義務が免除される可能性がある」と説明される一方で、不利益も最も広く語られる手続きです。

  • 一定の財産は処分の対象になり得るとされています。何が手元に残るかは事案によって異なります
  • 手続き期間中、一部の職業・資格について制限が生じる場合があるとされています(いわゆる資格制限)。該当するかどうかは職種によりますので、心当たりのある方は必ず事前にご確認ください
  • 官報に掲載されることが一般的とされています
  • 免責が認められるかどうかは裁判所の判断であり、「必ず免除される」というものではありません。 借入の経緯によっては、免責が認められない事由が問題になる場合があるとされています

「借金がゼロになる手続き」という説明を目にすることがありますが、この表現は正確ではありません。 免責が認められた場合にどうなるか、という条件付きの話であり、また対象にならない債務(税金など)が存在するとも一般に説明されています。

3-4. 手続き別のデメリットを一覧にすると

手続き 財産への影響 資格制限 官報掲載 手続き後の返済
任意整理 原則として直接の処分は想定されにくい 一般に想定されていない 一般に想定されていない 合意した条件に沿って継続
個人再生 事案により検討される 一般に想定されていない 一般に掲載されるとされる 再生計画に沿って継続
自己破産 一定の財産が処分の対象になり得る 手続き期間中に生じる場合がある 一般に掲載されるとされる 免責が認められた場合は原則なし

※上記は一般的な説明を整理したものであり、実際の取り扱いは事案・時期によって異なります。ご自身の場合にどう扱われるかは、専門家にご確認ください。

4. よくある誤解を、事実の範囲で整理します

ここが、この記事で一番書きたかった章です。不安の大部分は、実際のデメリットではなく、噂によって作られていると私は感じています。

4-1. 「戸籍や住民票に載る」という話

一般に、債務整理の事実が戸籍や住民票に記載されることはないとされています。

混同されやすいのが、前述の官報です。官報は国が発行する機関紙であり、個人再生や自己破産などの手続きについては掲載されることが一般的とされています。

ただし、官報は日常的に閲覧されている媒体ではありません。「掲載される=周囲に知られる」と直結させて考える必要は、一般的にはないとされています。とはいえ、「絶対に知られません」と言い切ることもできません。 公開情報である以上、閲覧しようと思えば閲覧できるためです。この記事では、そこまでを事実としてお伝えするに留めます。

4-2. 「家族に必ず知られる」という話

一般に、弁護士や司法書士とのやり取りは本人宛に行うことが原則とされており、連絡方法についても相談時に確認できるのが通常です。

一方で、同居家族がいる場合の郵便物の扱いや、保証人が家族である場合など、状況によっては知られる可能性があるのも事実です。

「絶対にバレません」という説明を見かけたら、その情報源は慎重に扱ってください。断定できる性質の話ではありません。心配な点があるなら、相談の場で「家族に知られたくない」と最初に伝えて、どのような対応が可能かを確認するのが現実的です。これは希望として伝えてよい事柄です。

4-3. 「職場に必ず連絡が行く」という話

一般に、手続きそのものによって勤務先へ通知が行われる仕組みがあるとは説明されていません。ただし、勤務先からの借入がある場合や、給与に関する法的手続きが関係する場合など、事案によって事情は変わります。

なお、貸金業やクレジット取引における取立て行為には法令上のルールが定められており、正当な範囲を超えた行為は認められていません。 不適切だと感じる対応を受けた場合には、消費生活センター等の公的窓口に相談することができます。

4-4. 「一生カードが作れなくなる」という話

これは誤解です。

信用情報に記録が残る期間は一般に有限とされており、その後は記録に基づく判断はなされなくなるとされています。ただし前述のとおり、年数を断定することはできませんし、記録が消えたからといって審査に通ることが保証されるわけでもありません。

私がこの媒体で繰り返しお伝えしているのは、信用は買うことも借りることもできず、積み上げるしかないということです。記録が消えた後にどう積み直すかは、また別の話として存在します。その具体的な考え方については、エポスカードと信用情報の完全ガイド(/credit-info-kaiji/)で、開示のやり方から解説しています。

4-5. 「選挙権がなくなる」「就職できなくなる」という話

一般に、これらは債務整理によって生じる効果として説明されていません。前述の資格制限は、自己破産の手続き期間中に一部の職業・資格について生じる場合があるとされるものであり、「すべての就職ができなくなる」といった性質のものではありません。

古い情報や、伝聞の伝聞が、こうした話を生んでいるのだと思います。怖い話ほど拡散しやすいものだと感じています。

5. 費用と期間の目安(幅で示します)

デメリットの中でも、実務的に最も気になるのがここだと思います。

5-1. 費用は「幅」でしか示せません

弁護士・司法書士の費用は、各事務所が自由に定めており、事案の内容や債権者数によっても変わります。したがって、この記事で「◯円です」と断定することはできません。

一般には、着手金・報酬金・実費といった項目に分かれていることが多く、手続きの種類によって金額帯が異なるとされています。裁判所を利用する手続きでは、これに加えて所定の費用が必要になるのが一般的です。

確認していただきたいのは、金額そのものよりも内訳と支払い方法です。相談の場では、次の点を必ず聞いてください。

  • 総額でいくらになる見込みか(内訳を含めて)
  • 分割払いに対応しているか、その条件は何か
  • 追加費用が発生し得るのはどんな場合か
  • 途中で中止した場合の取り扱いはどうなるか

5-2. 「費用が払えないから相談できない」は、多くの場合で誤解です

ここは強調させてください。相談をためらう理由として最も多いのが「費用が用意できない」ですが、支払いが苦しい人ほど費用も苦しいのは当然の前提であり、その前提に立った仕組みも存在します。

一般に知られているものとして、次のような選択肢があります。

  • 法テラス(日本司法支援センター)の民事法律扶助制度:一定の資力要件を満たす場合に、無料法律相談や、弁護士費用等の立替えを利用できる制度があるとされています。要件・内容は変更される場合がありますので、最新は法テラス公式サイトでご確認ください
  • 事務所ごとの分割払いの取り扱い:対応の有無や条件は事務所によって異なります
  • 各自治体・弁護士会・司法書士会の無料相談:実施状況は地域によって異なります

「相談は無料でも手続きは有料」というのは事実ですが、相談の段階で費用が発生しないケースは珍しくありません。 費用を理由に事実確認そのものを止めてしまうのは、私はもったいないと感じています。

5-3. 期間の目安

期間についても、事案と手続きによって大きく変わります。一般には、任意整理は数か月程度、裁判所を利用する手続きはそれより長い期間を要することが多いとされていますが、債権者の数や書類の準備状況によって前後します。

なお、専門家に依頼した場合に送付される受任通知については、一般に、これを受け取った債権者は本人への直接の取立てを控えることとされています。 ただし、これがいつどのように反映されるかは事案によって異なり、「すぐに止まります」と断定することはできません。

6. 自分に当てはまるかどうかを、事実で確かめる手順

デメリットの一覧を読んでも、それが自分に当てはまるかどうかは別の話です。判断の前に、手元の事実を揃えましょう。この作業は、今日からできます。

6-1. 借入の全体像を紙に書き出す

私が支払いに追われていた頃、頭の中の不安は実際の金額より常に大きく膨らんでいました。ある月、「とんでもない額が足りない」と思い込んで眠れずにいたのに、書き出してみたら不足は一万円台だったことがあります。数字にすると、不安は扱えるサイズになります。

書き出す項目は次の五つです。

  • 借入先の名前(カード会社・貸金業者・銀行など)を全部
  • それぞれの残高
  • それぞれの毎月の返済額
  • 保証人が付いているものがあるか
  • 遅れている支払いがあるか、いつから遅れているか

この五つが揃っていれば、相談は一度で前に進みます。逆に、これがないまま相談に行くと「では調べてから」で一回分の時間が終わります。

6-2. 信用情報を開示して、現状の記録を見る

次に、自分の信用情報を開示請求で確認してください。CIC・JICC・KSC の各機関で、本人が自分の記録を確認する手続きが用意されています。噂で語られる「ブラック」ではなく、実際に何がどう記録されているかを見るのが目的です。

具体的な手順は、エポスカードと信用情報の完全ガイド(/credit-info-kaiji/)にまとめています。手数料や申込方法は変更される場合がありますので、最新は各信用情報機関の公式サイトでご確認ください。

私自身、この開示を実際にやってみて初めて、自分が何を恐れていたのかがはっきりしました。結果は決して誇れる内容ではありませんでしたが、「わからない」という状態が終わったことのほうが、はるかに大きな変化でした。

6-3. 収支の見通しを一枚にまとめる

最後に、毎月の手取り・固定費・変動費・返済額を一枚にまとめてください。ここで見たいのは、返済を続けた場合に家計が回るのかどうかという一点です。

回る見通しがあるなら、条件の調整や繰上返済といった方向も含めて検討の余地があります。回らないのであれば、それは意志や努力の問題ではなく、構造の問題です。私が自分の失敗から学んだのは、「今月だけ」を半年繰り返した結果、半年前よりはっきり状況が悪くなっていた、ということでした。

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ここまで読んで「自分の場合はどうなるのか」が気になった部員さんへ。相談の場では、費用の見込みや進め方をまとめて確認できます。相談したからといって、手続きを申し込まなければならないわけではありません。

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※相談の対応内容・費用の取り扱いは事務所によって異なります。詳細は公式サイトでご確認ください。法テラス等の公的窓口については、記事末尾でご案内しています。

一人で結論を出す前に、手元の数字を持って事実確認をしてみる、という進め方もあります。相談したからといって、手続きを申し込まなければならないわけではありません。

7. 相談先を選ぶときに見ておきたい軸

デメリットを理解したうえで検討する場合、次に迷うのが相談先です。ここも、優劣の断定ではなく「確認する軸」としてお伝えします。

7-1. 弁護士と司法書士では、扱える範囲に違いがあるとされています

一般に、司法書士については、代理人として扱える金額に上限が定められている(認定を受けた司法書士が扱える範囲が法律上定められている)とされています。一方、弁護士にはその上限に相当する定めがないと説明されています。

つまり、借入の金額や検討する手続きによって、相談先の選択肢が変わる場合があるということです。どちらが優れているという話ではありません。ご自身の金額でどうなるかは、相談の際に直接ご確認ください。

7-2. 確認しておきたい五つの質問

どの相談先であっても、次の五点を確認しておくと判断しやすくなります。

  • 費用の総額と内訳、分割払いの可否
  • 想定される手続きの選択肢と、それぞれの見通し
  • 手続きにかかるおおよその期間
  • 連絡方法(家族に知られたくない場合の対応が可能か)
  • 保証人が付いた債務がある場合の取り扱い

7-3. 公的な窓口も並行して使えます

この媒体では、アフィリエイトの導線と公的窓口を必ず並べて示すことにしています。法テラスをはじめとする公的窓口は、費用の心配をせずに事実確認ができる場所です。民間の事務所と公的窓口は、どちらかを選ぶものではなく、両方使えます。 詳細は記事末尾にまとめています。

8. よくある質問

8-1. デメリットが怖いので、このまま返済を続けたほうがよいのでしょうか

その判断自体を、この記事が代わりに行うことはできません。ただ、判断の材料としてお伝えできるのは、返済を続けられる見通しがあるかどうかが分かれ目になるということです。

見通しがあるなら、返し切るという道は十分に現実的です。私自身もその道を通りました。一方で、返済のために新たな借入を重ねている状態であれば、それは自力で抜け出しにくい循環に入っている可能性があります。この点については、エポスカードのキャッシングの使い方・返済方法の解説(/epos-card-cashing/)でも触れています。

8-2. 支払いを延滞している状態でも相談できますか

一般に、延滞の有無にかかわらず相談自体は可能とされています。むしろ、延滞が続いている状況は、状況を整理する必要性が高い状態とも言えます。延滞そのものの記録の残り方については、エポスカードの支払いが遅れたらどうなる?対処法と相談窓口の解説(/epos-shiharai-okure/)をご覧ください。

8-3. 家族の信用情報に影響しますか

信用情報は個人単位で管理されるものとされており、本人の手続きが家族の信用情報にそのまま記録される仕組みは一般に説明されていません。ただし、家族が保証人になっている場合は別です。前述のとおり、保証人には請求が及ぶことになるとされています。

8-4. 相談したら、手続きを申し込まなければいけませんか

一般に、相談は相談であり、その場で手続きを依頼する義務が生じるものではありません。ただし、事務所ごとの案内内容は異なりますので、相談の冒頭で「今日は情報収集で来ました」と伝えておくと、お互いに話が進めやすくなります。

8-5. ネットの体験談はどこまで信じてよいですか

「私はこうだった」という書き込みは、その人の手続き・金額・時期における一つの結果です。同じ質問に正反対の回答が並んでいるのは、前提条件が違うからです。参考程度にとどめて、自分の状況は自分の数字と一次情報で確認してください。 遠回りに見えて、これが一番早い道です。

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迷っている段階でも、事実を確認しておくことには意味があります。無料相談の範囲や対応内容は各窓口で異なりますので、事前にご確認ください。

まとめ|デメリットを全部見たうえで、決めるのはあなたです

この記事の要点を整理します。

  • 債務整理は総称であり、任意整理・個人再生・自己破産などで内容も不利益も異なります
  • 共通するデメリットは、信用情報への登録、カードの利用停止や新規審査の厳格化、新たな借入の難しさ、保証人への影響です
  • 自己破産では財産の処分や手続き期間中の資格制限が生じる場合があり、個人再生・自己破産では官報に掲載されるのが一般的とされています
  • 一方で、戸籍・住民票への記載、選挙権への影響、一生カードが作れなくなるといった話は、一般に事実として説明されていません
  • 「絶対にバレない」「必ず減額される」と断定する情報は、根拠を疑ってください。私もこの記事で断定はしていません
  • 費用は幅でしか示せません。総額・内訳・分割の可否・追加費用の条件を必ず確認してください
  • 費用が用意しにくい場合には、法テラスの民事法律扶助制度など、公的な仕組みが存在します
  • 判断の前に、借入の全体像を書き出し、信用情報を開示し、収支の見通しを一枚にまとめてください
  • 債務整理は「すべきもの」ではなく、選択肢の一つです。適否の判断は専門家にご確認ください

冒頭にも書いたとおり、私は債務整理の当事者ではありません。当時の私は、その選択肢があること自体をよく知らないまま、毎月の支払いに追われていました。結果として自力で返し切りましたが、それが正解だったからではなく、たまたま返し切れる範囲だっただけだと今は思っています。もし知っていたら、選択肢の一つとして検討はしたはずです。

デメリットを調べているというのは、逃げていないということです。怖い言葉を並べたページを閉じずにここまで読み進めた時点で、部員さんはもう、事実に向き合う側に立っています。あとは、頭の中の想像ではなく、手元の数字で判断していくだけです。

信用は、買うことも借りることもできません。積み上げるしかないのです。

サービスは変わる。信用は、積むしかない。

支払いに困ったときの相談窓口

費用の心配なく相談できる公的な窓口があります。深刻になる前に使う場所だと考えてください。

  • 法テラス(日本司法支援センター):国が設立した法的トラブル解決のための総合案内所です。一定の資力要件を満たす場合、無料法律相談や弁護士費用等の立替制度を利用できるとされています。要件・内容は変更される場合がありますので、最新は公式サイトでご確認ください
  • 消費生活センター(消費者ホットライン「188」):多重債務や不適切な取立てに関する相談を受け付けています
  • 日本クレジットカウンセリング協会:多重債務に関するカウンセリングを行っている公益財団法人です
  • お住まいの自治体の生活困窮者自立支援の窓口:家計相談や生活の立て直しに関する支援を行っています
  • 各地の弁護士会・司法書士会の相談窓口:無料相談の実施状況は地域によって異なります

※本記事は一般的な情報の解説であり、個別の事案に対する法的助言ではありません。ご自身にどの手続きが適するかについては、必ず専門家または公的窓口にご相談ください。

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一人で結論を出す前に、事実を確認するという方法があります

デメリットを一通り読んだうえで、それが自分に当てはまるかどうかは、借入の状況によって変わります。無料相談は、その確認のための場です。

  • 相談したからといって、手続きを申し込む必要はありません
  • 費用の見込みや進め方は、相談の場で確認できます
  • 法テラス等の公的窓口と、あわせて利用することもできます

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参考(一次情報)

  • 法テラス(日本司法支援センター)公式サイト
  • 裁判所公式サイト
  • 金融庁公式サイト
  • 消費者庁公式サイト
  • CIC(指定信用情報機関)公式サイト
  • JICC(日本信用情報機構)公式サイト
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)公式サイト
  • 日本弁護士連合会公式サイト
  • 日本司法書士会連合会公式サイト
  • 日本クレジットカウンセリング協会公式サイト
  • お住まいの自治体の消費生活センター(消費者ホットライン「188」)

※記載している制度・費用・登録期間などは変更される場合があります。最新の情報は必ず各公式サイトでご確認ください。

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